コンバースのct70と日本のオールスターの違いを比較しました。
「ct70ってよく聞くけど、普通のオールスターと何が違うの?」
「値段も高いし、本当にそんなに良いのかな?」
この記事では、そんな疑問にお答えします。
コンバース「ct70」と日本の「オールスター」、主な違いは見た目のヴィンテージ感と、驚くほど快適な履き心地です。
二つのモデルの違いを分かりやすく比べながら、サイズ感の選び方や気になる購入方法まで詳しくご紹介しますね。
コンバース「ct70」と日本の「オールスター」、主な違いは5つだけ!
結局どっちがいい?こんな人におすすめ!
結局どちらのモデルが良いかは、あなたがスニーカーに何を求めるかで決まります。
ヴィンテージ感あふれる特別なデザインが好きで、長時間履いても疲れないスニーカーを探しているならct70がおすすめです。
一方で、手ごろな価格で定番のおしゃれを楽しみたい、お店ですぐに手に入れたいという方には日本のオールスターが良い選択肢になるでしょう。
これからその違いを一つずつ詳しく見ていくので、あなたにピッタリな一足を見つける参考にしてください。
コンバースct70とオールスターの違いを比較
【比較表】ct70とオールスターの違いが一目でわかる!
ct70と日本のオールスターの主な違いを、まずは比較表で見てみましょう。
細かい部分に違いがたくさんあり、それが全体の雰囲気を大きく変えています。
比較ポイント | コンバース ct70 | 日本のコンバース オールスター |
ヒールパッチ | 黒地に三つ星(三ツ星) | 白地に青や黒の文字 |
トゥキャップ | 小さく光沢がある | 大きめでマット |
シュータン | 厚くふかふか | 薄くシンプル |
サイドステッチ | あり(当て布) | なし |
インソール | 厚くクッション性が高い | 薄くシンプル |
履き心地 | 柔らかく疲れにくい | 硬めで疲れやすい |
価格帯 | 高め(1万円台〜) | 手頃(5千円台〜) |
サイズ感 | やや大きめ | 標準的 |
①見た目・デザインの違い:ヴィンテージ感あふれるct70
一番わかりやすい違いは、見た目のデザインです。
ct70は1960〜70年代に作られていた「チャックテイラー」というモデルを復刻していて、ヴィンテージ感あふれる雰囲気が魅力になっています。
ヒールパッチ:「三つ星」デザインがct70の象徴
かかと部分にあるヒールパッチを見れば、一目でct70だとわかります。
ct70のヒールパッチは光沢のある黒い背景に、三つの星が並んだ「三つ星」と呼ばれるデザインが特徴です。
一方、日本のオールスターは白地のシンプルなデザインなので、この黒いパッチがあるだけで特別感がぐっと増します。
トゥキャップ:小さく光沢がありスタイリッシュ
つま先のゴム部分であるトゥキャップも、ct70はシャープな印象を与えます。
日本のオールスターと比べると少し小さめに作られていて、ツヤっとした光沢があるのが特徴です。
色も真っ白ではなく少しクリーム色がかっていて、この小さな違いが足元全体をすっきり見せてくれます。
シュータン:ふかふかでプレイヤーズネーム入り
靴のベロ部分にあたるシュータンにも、こだわりの違いが見られます。
ct70のシュータンは厚みがあってふかふかしており、足の甲を優しく包み込んでくれます。
また、裏側にはバスケットボール選手が自分の名前を書くための「プレイヤーズネーム」という欄がプリントされていて、当時の雰囲気を楽しめます。
サイドステッチ:強度を高める当て布のデザイン
靴のサイド、くるぶしの下あたりにあるステッチも、ct70ならではの特徴的なデザインです。
半円を描くようなステッチが入っていますが、これは当時のモデルの強度を高めるための「当て布」を再現したもの。
今ではデザインのアクセントとして、ヴィンテージ感を高める重要なポイントになっています。
②履き心地の違い:ct70は驚くほど快適で疲れない
履き心地は、ct70とオールスターで全く違います。
ct70は長時間歩いても疲れにくいのが最大の魅力と言えるでしょう。
その秘密は、ふかふかのインソール(中敷き)にあります。
クッション性が非常に高いインソールが使われているため、地面からの衝撃をしっかり吸収してくれます。
日本のオールスターの少し硬い履き心地に慣れていると、初めてct70に足を入れた時の快適さに驚くはずです。
③素材の違い:ct70は厚手で丈夫なキャンバス生地
使われている素材にも違いがあり、ct70の方が丈夫で長く愛用できます。
アッパー部分のキャンバス生地は、日本のオールスターよりも厚手でしっかりとしたコットンが使われています。
そのため、履き込んでもへたりにくく、むしろ履けば履くほど足に馴染んで風合いが増していくのが魅力です。
一足を大切に、長く育てていきたいという方には嬉しいポイントになります。
④価格の違い:ct70は高いけど満足度も高い
価格は、日本のオールスターの方が手ごろに購入できます。
日本のオールスターはモデルにもよりますが数千円から手に入りますが、ct70は輸入品ということもあり1万円以上することがほとんどです。
この価格差は、こだわりの素材や作りの違いから来ています。
少し値段は張りますが、その分デザインの満足度や疲れにくい快適な履き心地を考えると、価格以上の価値を感じる人が多いようです。
⑤サイズ感の違い:ct70は少し大きめの作り
サイズ感は、ct70の方が日本のオールスターよりも少し大きめに作られています。
そのため、いつもオールスターで履いているのと同じサイズを選ぶと、少し大きく感じることが多いかもしれません。
一般的には、ハーフサイズ(0.5cm)小さいサイズを選ぶ人が多いです。
ただし、これは足の形にもよるので、後の見出しで選び方のポイントを詳しくご紹介しますね。
コンバースct70とオールスターの共通点は?
デザインや履き心地にたくさんの違いがありますが、もちろん素敵な共通点もあります。
この共通点があるからこそ、どちらのモデルも世界中で愛されているのかもしれません。
時代を超えて愛される普遍的なデザイン
どちらのモデルも、100年以上の歴史を持つコンバースの伝統を受け継いだ、普遍的なデザインが一番の魅力です。
細かいディテールは違っていても、誰が見ても「コンバースだ」とわかる安心感があります。
流行り廃りがなく、何年経っても古く感じないこのデザインは、まさにスニーカーの王様と言えるでしょう。
どんなファッションにも合わせやすい万能性
カジュアルな服装から、少しきれいめなスタイルの外しアイテムとしてまで、どんなファッションにも合わせやすいのも大きな共通点です。
デニムやチノパンはもちろん、スカートやワンピースとの相性も抜群。
一足持っているだけでコーディネートの幅がぐっと広がる、頼れる存在になってくれます。
【購入前に必読】コンバースct70のサイズ感と選び方
ct70の購入で一番悩むのがサイズ選びかもしれません。
海外の製品で試着が難しい場合も多いので、ここで失敗しないためのポイントをご紹介します。
日本のオールスターとサイズ比較!ハーフサイズ下げるべき?
多くの人が、日本のオールスターと比べてハーフサイズ(0.5cm)小さいサイズを選んでちょうど良いと感じています。
ct70は横幅が少し広く、つま先の余裕も長めに作られている傾向があるからです。
普段オールスターを27.0cmで履いているなら、ct70では26.5cmを試してみるのが良いでしょう。
ただし、足の幅が広い方や甲が高い方は、同じサイズを選んだ方が快適に履ける場合もあります。
ジャスト?オーバーサイズ?サイズ選びのポイント
すっきりスタイリッシュに履きたいならハーフサイズダウン、靴紐をきゅっと締めて少しゆったり履きたいなら同じサイズがおすすめです。
ジャストサイズで履くと、ct70のシャープなシルエットが際立ちます。
一方、あえて同じサイズを選んで、紐をきつく締めて履くスタイルも人気があり、こなれた雰囲気を演出できます。
コンバース ct70はこんな人におすすめ
ここまでの違いを踏まえると、ct70はこんな人に特におすすめです。
ヴィンテージ感のあるデザインが好きで、他の人と少し差がつくスニーカーを探している方にはぴったりでしょう。
また、スニーカーは見た目だけでなく履き心地も大切にしたい、長時間歩いても疲れない一足が欲しいという方にも、心から満足してもらえるはずです。
少し値段は高くても、本当に良いものを長く大切に履き続けたいという価値観の方にこそ、選んでほしい一足だと言えます。
日本のコンバース オールスターはこんな人におすすめ
一方で、日本のオールスターが向いているのはこんな人です。
まずは定番のスニーカーを手ごろな価格で手に入れたい、という方にはオールスターが最適です。
全国の靴屋さんですぐに試着して、納得して買える手軽さも大きな魅力になります。
また、毎シーズン発売される豊富なカラーバリエーションや、様々なブランドとのコラボモデルの中からお気に入りを見つけたい、という楽しみ方もオールスターならでは。
余計な飾りのない、シンプルなデザインが一番好きだという方にもおすすめです。
【注意】コンバースct70はどこで買える?日本での購入方法と偽物の見分け方
いざct70が欲しくなっても、一つ注意点があります。
ct70は、日本のコンバースの店舗や公式オンラインストアでは購入することができません。
なぜ?ct70が公式販売されていない理由
その理由は、少し複雑ですが、日本の「コンバースジャパン」と、海外のコンバース製品を作っているアメリカの「コンバース」が、実は別の会社によって運営されているからです。
商標の権利の問題で、アメリカのコンバースが作るct70は、日本では公式に販売できない決まりになっています。
偽物に注意!フリマアプリより信頼できる購入先は?
ct70を日本で購入するには、海外から直接商品を買い付けているセレクトショップや、信頼できる並行輸入の通販サイトを利用するのが一般的です。
フリマアプリなどでも見かけますが、残念ながら人気のモデルなので偽物も多く出回っています。
安心して本物を手に入れるためには、少し値段が高くても、販売実績がしっかりしているお店を選ぶのがおすすめです。
これで安心!ct70の偽物を見分ける4つのポイント
残念ながら人気のct70には偽物も存在します。
すべてを見分けるのは難しいですが、本物と見比べた時に分かりやすい主なポイントは4つです。
まず、本物はヒールパッチの「三つ星」や文字の印刷がくっきりとしていて綺麗です。
次に、インソールのロゴも丁寧で、簡単に剥がれたりしません。
また、タン裏のプレイヤーズネームの枠線や文字も、本物ははっきりしています。
最後に、靴が入っている箱のラベルに書かれた型番やサイズの情報が、中の靴と一致しているかもしっかり確認しましょう。
マニア向け!コンバース「addict」や「日本製」との違いは?
コンバースにはct70以外にも、スニーカー好きを唸らせるこだわりのモデルがあります。
ここでは、日本のコンバースが展開する「CONVERSE ADDICT」と「MADE IN JAPAN」モデルとの違いを簡単にご紹介します。
addict・日本製・ct70の違いを比較表でチェック
それぞれの特徴を比較表にまとめました。
同じコンバースでも、目指している方向性が違うことがわかります。
モデル | CONVERSE ADDICT | MADE IN JAPAN | CONVERSE CT70 |
特徴 | ヴィンテージ+最高機能 | 上品さと高品質な作り | 忠実なヴィンテージ復刻 |
ソール | ビブラムソール | 耐摩耗性の高いソール | ラバーソール |
価格帯 | 非常に高価 | 高め | 高め |
生産国 | インドネシアなど | 日本 | ベトナムなど |
最高峰モデル「addict」との違い
コンバースアディクトは、日本のコンバースが作る最高級ラインです。
ct70のようなヴィンテージのデザインを踏襲しつつ、ソールには高級な「ビブラムソール」を採用するなど、現代の最高の素材と技術を注ぎ込んでいます。
ファッション好きやコレクター向けの、究極の一足と言える存在です。
品質重視の「日本製」との違い
「MADE IN JAPAN」のオールスターは、その名の通り日本国内の工場で丁寧に作られている高品質なモデルです。
ct70のようなヴィンテージ感とは少し方向性が異なり、よりきれいめで上品な仕上がりが魅力になります。
使われているキャンバスの風合いや、細部までの丁寧な作り込みに、日本のものづくりの質の高さを感じられる一足です。
コンバースct70とオールスターの違い比較まとめ
コンバースct70と日本のオールスターの違いを比較してきました。
たくさんの違いがありましたが、一番重要なポイントは「見た目の雰囲気」と「履き心地」の2つです。
ヴィンテージ感あふれる特別なデザインと、長時間歩いても疲れない快適な履き心地を求めるなら、ct70は最高の選択肢になります。
一方で、誰もが知る定番のデザインを、手ごろな価格と豊富なカラーバリエーションで気軽に楽しみたいなら、日本のオールスターがあなたの良い相棒になってくれるでしょう。
この記事が、あなたにとって最高の一足を見つける手助けになれば嬉しいです。