「ノースフェイス パープルレーベルって普通のノースフェイスと何が違うの?」と思ったことがある方、多いのではないでしょうか。どちらも見た目はかっこいいし、ブランド名も似ているけれど、実はけっこう違いがあります。
この記事では、ノースフェイス(THE NORTH FACE)とパープルレーベル(THE NORTH FACE PURPLE LABEL)の主な違いや、どっちを選べばいいのかをわかりやすく紹介していきます。比較表やおすすめポイントも載せているので、「自分に合っているのはどっち?」と迷っている方にも役立つ内容になっています。
まずは、両ブランドの違いをざっくり5つにまとめて見ていきましょう。
ノース フェイスとノース フェイス パープル レーベルの違いは5つだけ!
ノースフェイスとパープルレーベルの違いは、大きく分けて次の5つです。見た目はよく似ていても、ブランドの背景やデザイン、使われている素材など、実は細かいところでかなり違いがあります。
ここでは、両ブランドの「ブランドの成り立ち」「デザインの方向性」「素材・機能性」「価格帯」「購入場所・流通ルート」の5つの違いを、まずは比較表でまとめてから、それぞれ詳しく解説していきます。
ノースフェイスとパープルレーベルの違いを比較表でチェック
比較項目 | THE NORTH FACE(通常モデル) | PURPLE LABEL(パープルレーベル) |
---|---|---|
ブランドの成り立ち | アメリカ発・世界展開 | 日本限定・nanamicaが企画・展開 |
デザインの方向性 | 機能性重視の本格アウトドアスタイル | タウンユース向けの洗練された都会派デザイン |
素材・機能性 | GORE-TEXや高性能ダウンなど機能性最優先 | 天然素材やクラシック素材中心。快適さと風合い重視 |
価格帯 | 幅広い価格帯。モデルごとの価格差あり | やや高価格帯。限定生産や希少性のある商品が多い |
購入場所・流通ルート | 全国の直営店・アウトドアショップなどで広く展開 | ナナミカ店舗や一部セレクトショップのみで限定販売 |
ブランドの違い
ノースフェイスはアメリカ発のアウトドアブランドで、世界中で展開されています。一方で、パープルレーベルは日本のブランド「nanamica(ナナミカ)」がプロデュースした日本限定のラインです。
どちらもゴールドウインが日本で展開していますが、運営方針やターゲットは異なります。パープルレーベルは街でのおしゃれ着としての位置づけが強く、アウトドア用とは一線を画しています。
デザインの違い
パープルレーベルはファッション性重視です。レトロ感やミリタリーテイストをベースにしながら、現代のライフスタイルに合うように調整されたデザインが特徴。カラーリングやシルエットも洗練されていて、タウンユースにぴったりです。
ノースフェイス本体は、機能性を最優先に考えたアウトドア仕様。雪山や悪天候でも耐えられるように設計された、実用重視のスタイルがメインです。
素材・機能性の違い
パープルレーベルはクラシックな素材や天然繊維も多く使われていて、着心地や風合いにこだわっています。一部には環境配慮型の最新素材も使われており、ファッションとサステナビリティのバランスを取っています。
一方、通常のノースフェイスはGORE-TEXや高性能ダウンなど、過酷な自然環境にも耐えられる機能素材を惜しみなく使っています。雨や風、寒さへの強さはやはり本家ならではです。
価格帯の違い
どちらもブランドとしては高めの価格帯に入りますが、傾向は少し異なります。パープルレーベルは数量限定やコラボ商品が多く、希少性が高いぶん価格も上がりがち。ファッションとしての価値が重視されているからです。
通常のノースフェイスは幅広い価格帯の商品があり、選択肢が豊富です。機能性の違いで価格が分かれているイメージです。
購入方法・流通ルートの違い
ノースフェイスは公式サイト、アウトドアショップ、セレクトショップなど、さまざまな場所で買うことができます。全国的に取り扱いが多く、比較的手に入りやすいです。
パープルレーベルは、基本的に「nanamica」の店舗やオンラインショップ、提携する一部セレクトショップのみでの販売。流通が限られているため、商品によっては入手が難しいこともあります。
ノースフェイス パープルレーベルはどんな人におすすめ?
ノースフェイス パープルレーベルは、おしゃれで機能性もある服を探している人にぴったりです。逆に、本格的なアウトドアを想定している人には、通常のノースフェイスのほうが向いています。
ここでは、それぞれどんな人におすすめなのかを具体的に紹介します。
パープルレーベルが向いている人
パープルレーベルは、街中でおしゃれに着こなしたい人にぴったりなブランドです。アウトドアっぽすぎず、ほどよくスポーティで上品な雰囲気があります。以下のような方におすすめです。
- シンプルだけどセンスのある服が好き
- 人と被りにくいアイテムを選びたい
- 普段着としても使えるアウトドアスタイルがほしい
- ゆったりめのサイズ感やミニマルなデザインが好み
- 日本限定のアイテムに惹かれる
デザイン性と快適さを両立しているので、通勤・通学や休日のお出かけにもぴったりです。
通常のノースフェイスが向いている人
一方、通常のノースフェイスは機能性重視の人に合っています。しっかりとした素材で、登山やキャンプなどのアウトドアシーンでも安心して使えます。
- 雨や風に強い服が欲しい
- 冬でも暖かく過ごしたい
- 山や海など自然の中で着る機会がある
- アウトドアブランドらしい無骨なデザインが好き
- 幅広いラインナップから選びたい
動きやすく、過酷な環境にも耐えられる作りなので、アウトドアを本気で楽しむ人にも信頼されています。
ノースフェイスとパープルレーベルの共通点もチェック!
違いばかりに目がいきがちですが、実は共通している魅力もたくさんあります。どちらを選んでも、長く愛用できるクオリティや信頼性があるのは間違いありません。
ここでは、ノースフェイスとパープルレーベルに共通する3つのポイントを紹介します。
高品質で長く使える素材
両ブランドとも、素材選びにはとてもこだわっています。ノースフェイスは高機能なテック素材を使い、パープルレーベルは天然素材や質感に優れた生地を使用。アプローチは違っても、どちらも丈夫で、長く着られる服づくりをしている点は共通です。
ガシガシ使っても型崩れしにくく、風合いも長く保てるのが魅力です。
タウンユースでも人気
どちらのブランドも、今や「おしゃれ着」として街で見かける機会が増えています。ノースフェイスの定番アイテムはストリートでも人気ですし、パープルレーベルはもともと街着としてデザインされているため、ライフスタイルに自然と溶け込みます。
アウトドアブランドでありながら、日常使いにも適しているという共通点はうれしいところです。
防寒・耐久性に優れている
季節を問わず快適に着られるのも共通ポイントです。特にアウター類はどちらも保温性が高く、防風・防寒性能がしっかりしています。冬の寒さ対策として信頼できるのはもちろん、シーズンをまたいで活躍してくれるアイテムがそろっています。
通勤や通学など、毎日の生活の中でも頼れる存在になるはずです。
ノースフェイス パープルレーベルの人気アイテム・おすすめモデル
ノースフェイス パープルレーベルには、定番から季節限定まで魅力的なアイテムがたくさんあります。その中でも特に人気が高いのは、ブランドの世界観を象徴するようなモデルたちです。
ここではファンの間でも定番と言われる、おすすめのアイテムをいくつか紹介します。
65/35 マウンテンパーカ
パープルレーベルの顔ともいえる定番モデルです。1970年代のアウトドアジャケットをベースに、65%ポリエステル・35%コットンの混紡素材でクラシックな風合いに仕上げられています。
ほどよいハリ感と、雨をはじく撥水性が特徴。カラー展開も豊富で、シーズンごとの限定色も人気の理由です。
シエラパーカ(Brewed Protein使用モデル)
ヴィンテージ感のあるデザインを残しつつ、最新のサステナブル素材「Brewed Protein™」を使用したモデル。見た目はクラシックでも、機能や中身は非常に現代的です。
軽さと暖かさを両立しており、冬場の主力アウターとして長く使える一着です。価格は高めですが、その分素材や仕立てにこだわりが感じられます。
別注・コラボモデル(BEAMS・URBAN RESEARCHなど)
セレクトショップとの別注シリーズも人気です。BEAMSやURBAN RESEARCH、green label relaxingなどとコラボしたアイテムは、色やディテールに遊び心があり、一般モデルとはまた違う魅力があります。
数量限定なので、見つけたら早めの購入がおすすめです。
これらのアイテムは、パープルレーベルのデザイン性と実用性のバランスを体現している代表格とも言える存在です。初めて購入するなら、まずはこのあたりからチェックしてみるのが間違いないでしょう。
ノースフェイス パープルレーベルはどこで買える?通販・店舗情報
ノースフェイス パープルレーベルは、日本国内限定のブランドということもあり、購入できる場所が限られています。通常のノースフェイスのようにどこでも買えるわけではないので、取り扱いのある店舗や通販サイトをチェックしておくのがポイントです。
ここでは、パープルレーベルを買うための主な方法を紹介します。
ナナミカ実店舗・取扱店
パープルレーベルの母体である「nanamica(ナナミカ)」が運営する直営店舗では、常時パープルレーベルの最新アイテムがそろっています。特に人気モデルや限定アイテムは、直営店がいちばん確実に手に入る場所です。
主な直営店は以下の通りです。
- nanamica Tokyo(東京)
- nanamica DAIKANYAMA(代官山)
- nanamica KOBE(神戸)
- nanamica FUKUOKA(福岡)
また、ジャーナルスタンダードやユナイテッドアローズなど、一部のセレクトショップでも取り扱いがあります。
通販サイト
オンラインでも購入は可能ですが、公式のnanamicaオンラインストアやセレクトショップの通販ページに限られます。
- nanamica オンラインストア
- ZOZOTOWN内のnanamica公式
- UNITED ARROWS・BEAMSなどの公式通販サイト
人気商品や新作はすぐに売り切れることも多いため、発売タイミングをチェックしておくと安心です。
海外での購入は可能か?
ノースフェイス パープルレーベルは基本的に日本国内限定流通のため、海外の店舗や通販サイトでは取り扱いがありません。海外在住の方が購入するには、日本のサイトからの個人輸入や、転送サービスを利用する必要があります。
そのため「海外で買える?」という質問には、「基本的には難しい」というのが現実です。
パープルレーベルはどこでも気軽に手に入るわけではありませんが、それだけに持っている人が少なく、特別感のあるアイテムとして楽しめます。欲しいアイテムがあるときは、早めのチェックがコツです。
ノースフェイス パープルレーベルのコーディネート事例と着こなしのコツ
ノースフェイス パープルレーベルは、アウトドアテイストを残しながらもファッション性の高いデザインが特徴です。だからこそ、うまく着こなすことでぐっとこなれ感が出ます。
ここでは、実際に人気のあるコーディネート例と、上手に着こなすためのちょっとしたポイントを紹介します。
メンズコーディネート例
メンズの場合は、ミリタリーテイストやワーク感を取り入れるとパープルレーベルらしい雰囲気が引き立ちます。
- マウンテンパーカ × ワイドパンツ
→ アースカラーのアイテムでまとめると都会的で大人っぽい印象に。足元はスニーカーでも革靴でも相性◎。 - シエラパーカ × デニム × ニットキャップ
→ 冬の定番スタイル。素材感を意識した組み合わせで、アウトドアっぽくなりすぎず、街でも自然に馴染みます。 - ロゴスウェット × カーゴパンツ
→ カジュアルだけど上品に仕上がるバランス。シルエットを意識するだけで、きちんと感が出ます。
ゆるめのシルエットが多いので、タイトなパンツやインナーを合わせてメリハリをつけるのもおすすめです。
レディースコーディネート例
レディースは、ボーイッシュな雰囲気を残しながらも、色やシルエットで柔らかさを出すのがポイントです。
- マウンテンジャケット × ロングスカート
→ カジュアルアウターをフェミニンに着こなす定番。モノトーンでまとめると大人っぽくなります。 - フリース × テーパードパンツ
→ 動きやすくてリラックス感もある万能コーデ。足元をスニーカーではなくバレエシューズにするだけで印象が変わります。 - ロゴTシャツ × オーバーオール
→ ナチュラルな雰囲気の中にストリート感もある、休日向けのゆるコーデ。キャップや小物で遊ぶのも◎。
全体的に落ち着いたカラーが多いので、差し色を入れたり、アクセサリーで軽さを出すとバランスが取りやすくなります。
パープルレーベルは、アウトドアっぽさと都会っぽさを両立できる貴重なブランド。どんなテイストの服とも意外と合わせやすいので、自分なりの着こなしを見つけてみるのも楽しいですよ。
まとめ|違いを比較して、自分に合ったノースフェイスを選ぼう
ノースフェイスとパープルレーベルの違いを比べてみると、用途や好みに応じて選び方が大きく変わってきます。ここまで紹介してきた5つのポイントを改めて整理してみましょう。
違いの再整理
- ブランドの成り立ち:ノースフェイスはアメリカ発の世界的ブランド、パープルレーベルは日本限定の別注ライン
- デザインの方向性:ノースフェイスはアウトドア重視、パープルレーベルはタウンユースに特化
- 素材・機能性:ノースフェイスは高機能素材、パープルレーベルは天然素材や着心地重視
- 価格帯:パープルレーベルの方が高め。限定アイテムが多い
- 購入場所・流通:ノースフェイスは広く流通、パープルレーベルは限られた店舗や通販のみ
それぞれに明確な特徴があり、どちらが優れているというより「どう使いたいか」で選ぶのが正解です。
購入の決め手はライフスタイルと好み
機能性を求めて本格アウトドアでも使いたいなら、やはりノースフェイス本体のアイテムが安心です。寒さや天候に強く、長時間の移動や活動にも対応できます。
一方、街中で着こなしやすく、おしゃれにもこだわりたいなら、パープルレーベルがおすすめ。日本限定の希少性や、洗練されたデザインが魅力です。
価格や入手のしやすさも大切なポイントですが、最終的には「自分がどう使いたいか」を基準に選ぶのが満足度の高い選び方になります。ぜひ、あなたのスタイルにぴったりのノースフェイスを見つけてみてください。